分子が大きく、吸収されにくいヒアルロン酸。一般的に成分は低分子化すれば吸収率が上がりますが、ヒアルロン酸の場合は大きな違いがありません。
実は、精製した純粋なヒアルロン酸より、鶏のトサカから抽出したままの液のほうが、優れた機能性を発揮します。そこで、独自の特殊な技術によって、ヒアルロン酸だけでなくタンパク質やムコ多糖類と結合した状態で抽出。これを低分子化することで、高吸収型の「ECM・E ヒアルロン酸」が完成します。
ではなぜ、純粋なヒアルロン酸を低分子化しても吸収率に大きな差が出ないのか?そして、ECM・Eの吸収率が高くなるのは、なぜなのか?そのメカニズムは、まだ細かくは解明されておらず、現在も研究が続けられています。
ECM・Eの場合は、タンパク質やムコ多糖類と結合した状態が、ヒアルロン酸が人体に存在している形状と非常によく似ているからだといわれています。タンパク質やムコ多糖類が、体内でヒアルロン酸を引っ張る役割をしているのだと考えられます。
鶏冠からヒアルロン酸だけを抽出する技術、そして抽出した純粋なヒアルロン酸を低分子化する技術。これらにはすでに歴史があり、工程も非常に単純なものです。技術を要するのは、結合した状態で抽出すること。結合した状態というのは、構造が複雑な分、不安定なのです。これを自然に近いカタチで抽出し、さらに低分子化する。ここに難しさがあり、特殊な技術を用いて実現させていることが、特許を取得できている由縁です。また、一つひとつ微妙に異なる鶏冠を使って、仕上がりを統一するのにも労力が必要です。鶏冠の分解に始まって、製造工程の中で何度もチェックと調整を繰り返し、統一をはかってく。このため、工程の初期段階には、特に時間がかかります。
抽出や低分子化、そして仕上がりの統一化にも高度な技術や細心の注意を要する。それでも、アダプトゲン製薬は、天然の鶏冠のみを原材料に選びます。なぜなら、「食べて安全であること、吸収されてからも体に優しいこと」が第一条件だからです。
ヒアルロン酸は、コストの安い「バイオ」による大量生産が行なわれています。バイオ製法で使われる菌の一種、Streptococcus zooepidemicusは、人にも感染する可能性があります。このほか不明なことも多くあり、安全性が確立されていません。
アダプトゲン製薬では、バイオ製法のヒアルロン酸は食用にすべきではないと考えているのです。